SQL
データベースのデータを操作するには、SQLという言語を使用します。
SQLには分類として以下があります。
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(1) DDL(Data Definition Language):データ定義言語
→CREATE,DROP,ALTER,TRUNCATE
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(2) DCL(Data Control Language):データ制御言語
→GRANT,REVOKE
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(3) DML(Data Manipulation Language)):データ操作言語
→SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE
SQLを操作するのはクエリという命令文で、終了にはセミコロン(;)を指定します。
頭にハイフン2つ(--)を付与するとコメントとしてクエリ実行時に無視されます。
IPAのデータベーススペシャリスト試験ではクエリは全て英字の大文字で統一されています。
クエリは大文字・小文字どちらでも動作しますが、試験対策も含めて本サイトでは大文字で統一いたします。
SQLでは、IDや年、日付などの条件を指定して行を取得することができます。このとき、IDや年、日付といった条件値をパラメータとして動的に渡し、その結果に応じて表示内容を変更する仕組みを「動的SQL」といいます。
ほとんどのDBMSがクエリを大文字で管理しているため、DBMS内部の変換処理がなくなりパフォーマンスが向上することがあります。
データーベース名・テーブル名・カラム名の命名規則は単語の小文字で複数ある単語はスネークケース(単語_単語)を利用します。
クエリの操作についてDMLの章で説明してきます。
Google CloaboratoryでのPostgreSQLの操作
Google CloaboratoryでPostgreSQLを操作するためには環境のインストールが必要です。
Google Cloaboratoryにアクセスして、ノートブックを開きます。
apt-getコマンドで、アップデートを実行してからPostgreSQLをインストールします。
インストールが完了したら、PostgreSQLのサービスを起動します。
!sudo apt-get -y -qq update
!sudo apt-get -y -qq install postgresql
#PostgreSQLのサービス起動
!sudo service postgresql start
2024年9月8日の時点では、Postgresql-14がインストールされます。
Google Cloaboratoryの更新によっては、内容が変わります。
インストール後の操作は次の「SQL DDL」で説明します。
本サイトで使用するGoogle Colaboratoryで実行するコードはこちらからダウンロード可能です。
SQL実行するための基本的な構文
基本的な構文は、「!sudo -u postgres」でOSのpostgresユーザで実行するように指定してpsqlコマンドでSQLを実行します。
以下が基本的なコマンドです。データベース作成時はデータベースを指定しません。
実際の実行は、DDL・DCL・DMLで説明します。
!sudo -u postgres psql -U ユーザ名 -d データベース名 -c 'SQL'