その他

Pythonの基本的処理ではなく、エラー時の対処やコメントなどソースコードの管理性を高める内容を記述します。

例外処理

プログラムでは、バグ(コード間違い)や環境(ネットワークの通信障害など)でエラーが発生してしまうことがあります。
基本的にエラーが発生してしまうとプログラムは途中で停止してしまい、動作しなくなります。
例外処理とはそのようなエラーを正しく処理して、プログラムを継続的に動作させるためのものです。
例外処理は以下のように記載します。

try:
通常処理
except
エラーが発生時の処理

では実際に以下を入力して実行してみてください。

num1=input("半角数字を入力:")
try:
print(int(num1))
except:
print("数字ではありません。")

実行後に入力画面が表示されます。
日本語を入力して、「Enter」キーを押下すると「数字ではありません。」が表示されます。
これは、データ型が異なるエラーが発生してその例外として処理がされています。
例外処理がなければ本エラー発生時にプログラムは停止してしまいます。

正規表現

正規表現とは文字列をパターンで表現することです。
特殊文字のメタキャラクタを利用して任意の文字を表します。
例えば、「*(アスタリスク)」を利用すると全てを意味する文字になります。
では実際に以下を入力して実行してみてください。(ライブラリのreを使用します。)

import re
abc=["a1","a2","a3","b1","b2","b3","c1"]
for ab in abc:
if re.match(r"a.*", ab):
print(ab)

実行後には、「a1」、「a2」、「a3」が表示されています。
「a」と「*」にマッチするa*のものだけを表示させたためです。

アルゴリズム

バブルソート、幅優先探索、深さ優先探索、メタ戦略、貪欲法、局所探索、分割統治法、動的計画法、再帰的アルゴリズム、フローネットワーク、ビッグ O 記法、入力データ量、計算時間、ステップ数、最大次数、最急降下法、座標降下法

リファクタリング

リファクタリングとは、画面遷移・画面・処理など基本的な動作は変わらないで、ソースコードを保守しやすくすることです。
同じような処理であれば、その処理をモジュールとして共通化して保守性を向上させます。

コメントアウト

プログラムを記載しているとどのように処理されるのか何故そのようなコードを記載したのかわからなくなることがあります。
そんなときのために、コメントアウトがあります。
コメントアウトは実行時に読み込まれずにスキップさせることができますのでコードの説明など記載することができます。
1行のコメントアウトでは「#(シャープ)」を先頭に記載して、複数行のコメントアウトでは「"""(ダブルクォーテーションを3つ)」で囲みます。
では実際に以下を入力して実行してみてください。

#コメント1行
print("コメントテスト1")
"""
ここにコメントを
複数行記載します。
"""
print("コメントテスト2")

コメントアウトした行は特にエラーも発生せずに処理されていることが分かります
記載したコードは時間の経過と共に記憶が薄れていきますので記載できるのであればコメントアウトは積極的に記載することをおすすめします。